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防水工事を検討される方へ~第4回 工事を検討する時のポイント~

皆さん、こんにちは!

今回は、第4回《工事全般について検討する時のポイント》について触れていきたいと思います!

まだ、第1回~3回をご覧いただいていない方は、是非ご覧いただいて、第4回の記事を読んで頂ければ幸いです(^^)

■下記からバックナンバーへ飛ぶことが出来ます♪

さて、今回は実際に防水工事含め、工事全般を検討する時のポイントについて取り上げていきたいと思いますが・・・

改修工事を考えられる際、皆さんはどんな時に検討されますか?

よく現地調査時にオーナー様からお聞きするのは、

【漏水が起こった】【外壁の状態が悪くなってきた】【タイルやモルタルの欠損、落下があった】など、

何かしらの実害が起こってから考えられる方も多い気がします。

個人でお住まいになっていても、賃貸物件にしても、計画的に修繕を行っていくことは、とても大切なポイントです。

建物を長く持たせるという考えからも、定期的に手を加えた方が良いということはもちろんですが、

実害が起こってからだと、想定外の劣化が発生していたり、落下物で通行人に怪我をさせたり、

思いもよらないところで、大きくお金を動かさなければいけないことも出てきます?

とは言え、どんなタイミングで改修工事を計画していくのか分からない部分もありますよね。

分譲マンションなどと違い、個人で所有している建物は、自分で改修する時期を見定めていることが多いと思いますが、

国土交通省ホームページ掲載の『長期修繕計画作成ガイドライン』で下記のような図が公表されています。

※出典:国土交通省『長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント(P51内)図 マンションの補修・修繕・改修の概念図』より

図はマンションの補修・修繕・改修の概念図となっていますが、その他の建物でも同じようにお考え頂ければと思います。

ご自宅もしくは所有されている建物の改修を考えられる際に、

今の建物は上記の概念図に合わせると、新築時から何回目の修繕工事のタイミングなのか、当てはめてみることをお勧めいたします。

おおむね概念図どおりのサイクルで改修工事を行っているのか、はたまた1回目を超えて2回目の段階なのか、それ以上なのか、

そういったことからも、改修工事を行う時期について、ファーストステップとして検討が出来ると思います。

ファーストステップとして、建物の築年数から改修サイクルが来ているか判断し、

次のステップとして、以下のことを参考にお考え頂けたらと思います。

ポイント1)改修工事にかかる費用を知る

建物がどのくらいのサイクルで改修工事を必要とするのか一般的な指標がみえたら、

今度は工事にどのくらい費用が掛かるのかを知る必要がありますよね!

今はインターネット上で各社金額を出しており、簡単におおよその費用がイメージできる時代です。

しかし、大体の金額は出ていても、それ通りに建物の工事が出来るとは限りません。

建物の立地・環境や今の状態等、総合的に判断し、建物に合った工法・仕様で工事を行う事が、今後建物を長く維持していくために必要です。

いくつか相見積もりをお取りになることは必須ですが、工事項目の内容は出来るだけ見積り先同士で合わせることも大切です。

それぞれ違う内容や仕様で見積りが出てくると、価格が全く異なることがあります。

金額の安さも選ぶ上では重要なポイントですが、業者が【この改修方法でどのような維持ができるのか、考えて仕様を組んでいるか】にも注目し、

価格と改修内容を見比べて、業者選定を行うことをお勧めいたします。

また、お見積りを依頼する際は、どのくらいの周期で工事を計画していきたいかまとめておき、伝えられると良いと思います。

ポイント2)今後、建物をどのように保有していきたいか考える

個人で住むにしても、賃貸として所有するにしても、

【今後どのように建物を持ち続けていきたいか】ということは、考えていかなければならないと思います。

以前の記事で取り上げましたが、売却をする際も修繕を行っているかどうかは、売却時の価格に繋がる可能性があります。

法定耐用年数で建物の使用可能期間が公的に決められていますが、経済耐用年数はメンテナンス等がされているかも加味されますので、

法定耐用年数を超えたからと言って、建物に価値が無くなるとは限りません。

将来的にどうするかその時は判断がつかないにせよ、【住む・使う】ことを考えていくと、やはりしっかりと計画修繕をしていくことは大切です。

【今後どのように建物を持ち続けていきたいか】という視点で工事を考えてみると、少し違った目線で建物をみるきっかけになると思います。

ポイント3)自身のライフプランについて考える

ご自宅あるいは所有物件の改修工事の費用を知り、どのように建物を保有していきたいか考えると、

それらも踏まえたライフプランニングで、計画的に工事を実施していくことが可能になると思います。

住宅取得費、教育費、介護資金、老後資金など・・・人生の中でお金にまつわることはいくつも出てきます。

ライフプランについて考える際は、ぜひ工事資金も組み込んで頂きたいと思っています。

上記の資金と同様に、一度に出る金額が大きいのが改修工事です。

分譲マンション等の修繕積立金のように、少額でも定期的に積み立てて頂くことで、

緊急の出費とならず、家計へのご負担も軽減できると思います。

下記のデータもありますので、ぜひご参考になさって下さい!

(2021年“新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査” アットホーム㈱)

まとめ:建物の改修工事を検討する時には、費用を知り、今後どのように保有していきたいか考え、ライフプランにも組み込むことをお勧めします!

第4回目は、工事全般として、どのように改修工事を計画していくかに焦点を当ててみました。

お伝えしたいことは至極一般的なことで、面白みがなく申し訳ありませんが・・

どんな風に維持管理して、この建物をどうしていこうか?と考えることは、

意外と自分のライフプランニングを考える上で大切だったりするのでは?と、私は考えています。

ご自宅や建物を購入すると、その建物を自身で保有していく限り、改修工事は切っても切れないものです。

不動産購入時は、購入後の維持管理についてまでの話は出てこないかもしれませんが、

それらも含めて考えられると、色んなことが計画しやすくなるのではないかと思っています。

ぜひぜひ、参考にして頂ければ幸いです!

さて、第4回目が終了しました!

実は、最終回はまだ内容を検討中です・・・

お伝えしたいことが山ほど(笑)あり、当初の考えていた構成とだいぶ変わってきております・・・( ;∀;)

ですが!皆さんにとって有意義な情報を発信できるよう記事を作っていきます!

Twitterでも更新情報を挙げていきますので、ぜひ遊びに来て下さい!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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